一般社団法人 日本ショッピングセンター協会による「SC接客ロールプレイングコンテスト」が今年も開催されます。大会に向けて、日々の練習に励んでいる方も多いのではないでしょうか。
Shinka lab株式会社では、日々の練習に役立つヒントをお届けしています。
ロープレ大会に向けた練習にはもちろん、日々の接客にもぜひご活用ください。
※大会の詳細なルールに関しては、まずは、出場予定の大会(コンテスト)主催者が発信している情報を確認し、要項に沿って準備しましょう。
今回のテーマは「言葉遣い」です。
丁寧な言葉遣いを心掛けたら、自分らしさ(店らしさ)を失ってしまった気がします
前提として、正しい言葉遣い(敬語・謙譲語・丁寧語)ができるのはプロとして素晴らしいことです。
一方で、「最も丁寧な言葉遣いをすることが、すべてのシチュエーションで適切」とは言い切れないもどかしさがあります。
たとえば、お子さまを相手にする場合は、身長や目線に合わせて会話をし、同時に会話口調もやさしく、ゆっくり話しているのではないでしょうか。お子さまが返答に少々の時間を要しても違和感なく対応できるのは、相手の理解度を汲み取ることができているからこそです。
これが大人同士になってしまうと、少々複雑です。
相手がどのような方で、何を大事にしているのかなどは簡単に読みとれるものではなく、迷いが生じることも多々あります。
原則は、「お客様」と「スタッフ(販売する側)」という立場であることを忘れずに。
プラスαとして、スタッフも「一人の生身の人間」です。
この、「生身の人間」の部分が親しみやすさや距離感を縮めるポイントになるのではないでしょうか。
正しい言葉遣いを原則に、会話の展開に応じて時にはくだけた口調もまじえるなど、緩急をつけた会話を目指してみましょう。
その際に、相手(お客様)の反応を察知して、そのニュアンスが適切なのかを見極める慎重さを持っていると安心です。
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